子育て悩み

札幌の子育て支援制度と他の都道府県との比較

必要書類たち 子育て悩み

札幌市は子育てしやすい環境が整っており、行政による支援制度も充実しています。特に子どもの医療費助成や保育施設の整備、育児サポートなどは全国的に見ても手厚い方です。本記事では、札幌の子育て支援制度の内容を詳しく解説し、他の都道府県との比較を交えながら、手続きの方法や注意点についてご紹介します。

必要書類たち

1. 札幌市の子育て支援制度

1-1. 児童手当(会社員・公務員ならオートで手続きされます。)

札幌市では、全国共通の「児童手当」が支給されます。

  • 0歳〜3歳未満:15,000円/月
  • 3歳〜小学校修了前:10,000円/月(第3子以降は15,000円)
  • 中学生:10,000円/月
  • 所得制限を超えた場合:一律5,000円/月

手続きは出生届提出後、札幌市の区役所または市のHPから申請可能です。

1-2. 子ども医療費助成制度(転勤者注意!自分で区役所で手続きしないといけません)

札幌市では、0歳から中学3年生までの子どもに対し、医療費の自己負担分を助成しています。

  • 対象:中学3年生まで
  • 助成内容:保険診療の自己負担分を全額助成
  • 申請方法:出生後すぐに「子ども医療費受給者証」を申請

他の都市と比べると、東京都は高校3年生まで助成している自治体もありますが、札幌市でも十分手厚い支援が行われています。

ここで注意点ですが、ずっと札幌にいる方ならば自動で受給者証が送付されますが、転勤者の場合、到着しただけでは来ません。自分で手続きしないとすぐにはもらえません。

その際に必要なのは、前の住所での「課税所得証明書」です。札幌市に1年以上住んでいれば所得証明は札幌市が発行⇒手続きが自動で行われる。のですが、3月に他県から引っ越してきた私の家族は前の市での「課税所得証明」がないと「受給者証」がもらえません。なので引っ越す前に受領することが必要です。引っ越してからでも請求できますが、郵送手続き等が必要なのでめんどくさいです。

手続きは区役所等の保険医療窓口です。受付で聞けば案内してもらえます。

札幌市子供医療費証

1-3. 保育園・幼稚園の支援

札幌市では「認可保育所」「認定こども園」「地域型保育施設」などの選択肢があり、保育の必要度に応じた利用が可能です。

  • 保育料:国の基準に基づき、世帯所得に応じた料金設定
  • 申し込み:毎年11月頃から受付(年度途中の入園も随時可能)
  • 一時保育制度:パート勤務やリフレッシュ目的でも利用可能

待機児童問題に関しては、札幌市は比較的少なく、他の大都市と比べても入園しやすい状況です。

私の家の近くでも保育所が乱立しています。ただ、評判やレビューを調べた方がいいかと思います。

私の子は幼稚園へ入れていますが、かなり調べました。結局は一番近いところにしたんですけどね。

1-4. 産後ケア・育児相談

広報さっぽろや、札幌市のサイトには下記のものがありますが、使用したことはありません。ただ、区役所で案内があります。特に一人目等で不安な方は連絡してもいいかもしれません。

  • 産後ケア事業:出産後のママが助産院や産科でケアを受けられる制度
  • 育児相談:各区の保健センターで無料相談可能
  • 子育て支援センター:親子で参加できるイベントや交流の場を提供

2. 他の都道府県との比較

正直なところ引っ越す前は関東圏のある市に住んでいましたが、そちらの方が子育て支援が強かったっです。(医療費が高校性まで無料だったり、妊婦の医療費が無料だったり)いざ札幌に住むと思ったより子育て支援サポートが弱いため、そこは心していく必要があります。ただ、弱いといっても平均的なだけなんですけどね。

2-1. 東京都との比較

東京都では自治体ごとに異なりますが、多くの区で高校3年生までの医療費助成を実施しています。また、私立幼稚園の補助が手厚く、年額10万円以上の助成が受けられる自治体もあります。

2-2. 大阪府との比較

大阪府は保育所の整備が進んでおり、待機児童数が大幅に減少しています。また、「子ども食堂」の支援が充実しており、子ども向けの食事支援制度が発達しています。

2-3. 福岡県との比較

福岡市は3歳以上の幼児教育・保育無償化が進んでおり、保育料の負担が比較的軽いです。また、育児サークルや地域密着型の子育て支援が活発です。

3. 札幌で子育て支援を受ける際の手続き・注意点

3-1. 申請時の必要書類

多くの支援制度には申請が必要で、主に以下の書類が求められます。市役所で転入届を出したんだから自動でやってくれよ。と思いますが、そこは縦割り行政なので、途中転入組(転勤族)は甘んじて対応しないといけません。市役所に行くときは少なくとも下記の上記3点は常にマストで常備する必要があります。(2度手間、3度手間となります。)

  • 住民票
  • 健康保険証
  • 母子手帳
  • 所得証明書(必要に応じて)

3-2. 申請のタイミング

制度によって申請時期が異なります。

  • 児童手当:出生後すぐ
  • 医療費助成:出生後すぐ
  • 保育園入園申請:11月〜翌年1月(途中入園可)
  • 産後ケア:出産前後

3-3. 注意点

  • 所得制限に注意:一部制度では所得制限があるため、夫婦の収入によっては対象外となることも。
    ⇒ただ、昨今の情勢によると所得制限は撤廃されるかもしれません。
  • 申請期限を守る:特に児童手当や保育園入園申請は期限を過ぎると受給・利用が難しくなるため注意が必要です。
    ⇒届いてから申請完了まで1か月以内が多いです。一回で済まない可能性(書類準備等)があるため、まずは担当部署に電話してから行くことをお勧めします。裸でいくともう一度行く羽目になります(泣)
  • 自治体の最新情報をチェック:支援内容は年度ごとに変更される可能性があるため、公式HPや区役所、広報さっぽろで確認。

4. まとめ

札幌市は医療費助成や保育施設の整備、育児サポートが充実しており、全国的に見ても子育てしやすい都市の一つです。ただし、東京都や大阪府と比べると医療費助成の対象年齢がやや低かったり、私立幼稚園の補助が少なかったりする点はあります。

支援制度を最大限活用するためには、申請手続きをしっかり把握し、期限を守ることが重要です。札幌市の子育て環境をうまく利用して、快適な子育てライフを送りましょう!

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